遺言は、親が元気なうちに書いてもらうことが大事!

義父が、遺言を残しておかなかったばかりに、とんでもない相続トラブルに巻き込まれる羽目になってしまいました。
代々農業を営んでいた夫の家は、田んぼや畑などの農地、山林などを所有していました。普通であれば長男である夫が家を継ぎ、農地なども相続することが当然だと思います。夫の五人の姉たちも全員そのことに異論はなく問題はなかったのですが、義母という人が継母だったため、夫や姉たちとは血の繋がりがなく、そのことが後に、ドロドロとした相続トラブルを招く原因になってしまいました。
義理の姉たちは以前から義父に、遺言を書いておいてもらった方がいいのではという話をしていたのですが、まだまだ元気な義父になかなか言い出せず、夫も「そのうちに…」と言ってずっと後回しになっていました。結局義父が病気になり遺言のことも頼めないまま亡くなってしまい、義母が自分の相続分を主張したため農地の名義が夫に変えられないという事態を招いてしまったのです。
弁護士にも相談したのですが、義母が自分の相続分を主張すること自体は違法ではないため打つ手がなく、結局土地の名義は今も亡くなった義父のままで、今後も変えられそうにありません。弁護士からは「遺言があればねぇ」「お父さんが元気なうちに書いてもらっておくべきでしたね」と言われる始末…。今思えば姉たちが遺言のことを話していた時に、義父にお願いしておけばよかったと、夫とともに心底後悔しています。
親が病気をしてからでは遺言のことは頼みづらくなってしまいます。「もう長くはないから遺言を…」と言っているようなもので言えなくなってしまうんです。親が元気な時ならば「将来みんなが相続で困らないように今のうちに書いておいてよ!」と明るく言えます。親が元気なうちに遺言は書いてもらう。これは本当に大事です。一人っ子ならばともかく、相続する人が複数いる場合などは特に遺言を書いてもらうことをお勧めします。「自分たちは大丈夫」という思い込みは危険です。私たちもまさか自分たちが相続問題で揉めることになるとは夢にも思っていなかったのですから…。

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