義父の遺産分割①(5年前)

義父が5年前に亡くなってから、遺産の整理がすべて終わるためには3年近くかかりました。
もう思い出したくもありません。
いろいろなことがありすぎました。
順番に話していきましょう。

義父の相続人には、義母と子供たち3人がいました。
子供たち3人は、妻の兄、妻、妻の弟の3人でした。
その中で、かねてより、義母と妻の兄の折り合いがよくなかったことは前回お伝えしたとおりです。

相続人全員が協力すれば、遺産手続はすぐ終わります。
しかし、仲たがいするものがいると、遺産手続はなかなか終わりません。
そして、前回お伝えしたとおり、葬儀での出来事が、ますます遺産協議を難しくしてしまいました。

49日には、妻の実家、つまり私たちの家に皆が集まりました。
法要が終わった後、義母が突然、子供たちを集めて話をするといいました。
私の妻にもなにも事前に話はなかったので、妻もとても驚いていました。

義母は、子供たちを集めた後、義父から生前、遺言を預かっていると言いました。
このことも、私の妻はなにも聞いていませんでしたので、びっくりしていました。
そして、義母はその場で遺言を読み上げたいといい、これを読み上げました。

遺言の内容は、自宅は義母に遺し、自宅以外の遺産は義母と私の妻に半分ずつにするという内容でした。
このとき、妻の弟はなにも言いませんでしたが、妻の兄は明らかに不服そうな態度を示しました。

さて、こういった遺言を義母が読み上げたわけですが、これだけで話が終わりというわけではありません。
妻の兄が納得してくれませんでしたので、私たちも途方にくれました。

銀行などに聞いてみると、義父の遺言は自筆で書かれたものだったので、「検認」という手続きが必要なことがわかりました。
そして、こういった手続きも行いました。

検認をしてしばらくすると、妻の兄の弁護士を名乗る人物から連絡がありました。
妻の兄の弁護士によると、義父が書いた遺言というのは、印鑑が押されていないため、無効だというのです。

私たちには、何がなにやら分かりませんでした。
妻にも確認しましたが、遺言は明らかに義父が書いたものなのに、その遺言が無効だというのです。
私ですらよくわからないのですから、義母が分かるわけがありません。

その後、ネットで検索をしてみると、確かに遺言書というのは、印鑑がなされていないと無効だということでした。
ただ、よく調べてみると、遺言が無効な場合でも、有効になる場合があるらしいのです。
それが死因贈与という手段でした。

カテゴリー: 私の思い出 パーマリンク